よく短気は損気なんていいますが、どうやら怒りっぽいのは、体にも悪いらしいですよ。
アメリカでの研究なんですが、怒りっぽくて周囲の人間に敵対的な男性は、
脈が突然速く不規則に打ち始める心房細動を起こす率が高いことが分かったんです。
心房細動とはなんのことか・・・心臓の一部分、心房の筋肉が、
不規則・高頻度に収縮するために、心房全体が小刻みに震えている状態になることなんですって。
心房細動は心臓発作を引き起こす要因にもなるというんですから、コトは重大ですね。
アメリカ心臓協会の発表によると、「短気」「批判されると我慢ならない」
「怒ると殴りたくなる」などの質問に「はい」と答えた「怒り型」の男性は、
穏やかな男性に比べ10%も高い率で心房細動を起こしていたそうです。
また、このタイプの人は死亡率が20%も高かったというんです。
また、「専門家なのに私より物を知らない人間によく会う」 「家族のなかで我慢ならない癖を持つものがいる」などの質問に「はい」と答えた「敵対型」の男性は、 30%も高い率で心房細動を起こしたっていうんですね。
すぐ腹が立っちゃう「怒り型」よりも、なんにでもムカツク「敵対型」の方が、体に悪いというところでしょうか。
どちらにしてもあまりお近づきにはなりたくないタイプですね。
おもしろいことに、怒りと心房細動の間に関係が見出せたのは男性のみだったんですって。
男性の皆様!
女性のヒステリーは見苦しいなんていいますけど、男性の短気は命を縮めるかもしれませんよ。
リラックス、リラックスですね。