雪国に生まれ育った私には、冬の年中行事の記憶があります。
冬が始まる前に母と一緒に越冬野菜をたくさん買いにでかけ、それを貯蔵するんです。
買い込んだ旬の冬野菜の量は半端じゃなくて、運ぶのはタイヘンでしたが、なんだかワクワクしました。
冬野菜を数えてみると、たくさんあります。
大根、ほうれん草、カブ、ごぼう、小松菜、春菊、そして白菜など。
秋の初めに種まきされた野菜が、11月ころからお店に並びだします。
冬野菜がおいしくなるポイントは霜だそうです。
11月に入ってから、霜が降りると野菜が柔らかく甘くなるんですね。
それにしてもよくできてるなと感心するのは、冬野菜が体を温める働きがあること。
やはり、旬のものは体にいいんですね。
1年中どの季節でもあらゆる野菜がお店に並んでいる現代でも、やっぱり、体を思うと季節感は大切にしたいものです。
鍋物のおいしい季節ですが、必ず登場するのが、白菜。
水分ばかりで、栄養はあるのかなと、ちょっと頼りなく思っていましたが、さにあらず。
ビタミンC、カルシウム、カリウム、鉄分が豊富なんです。
同じく、鍋物に登場する、春菊もカロチンがたっぷり。
忙しい年の瀬、体にいい冬野菜で体を温めて、元気に過ごしたいものです。