冬、夜空を見上げると星がまたたいているのに気づきますね。
「ああ、寒い冬の空だなあ」なんて衿をかき合わせたりします。
この「星のまたたき」、どうして起こるかご存知ですか?
空気の密度が異なると、星の光の強さや色が変化して見えます。
冬は特に上空の風が強いため、濃さの違う空気を次々に運んできます。
それで、星がまたたくように見えるんですね。
冬は大気が澄んでいるので、いっそうきれいに見えるのでしょう。
ところで「星のささやき」はご存知ですか?
これは星とはあまり関係がないんですが、寒いときの現象です。
気温がグーンと下がって氷点下40度ぐらいになると、人の吐く息が耳のあたりで凍って、かすかな音をたてるんだそうです。
シベリア東部のヤクートではこの音を星のささやきと呼んでいるんですって。
どんな音なんでしょうね。
星のささやきが起こる氷点下40度。
この気温になると、まるでミルクを撒いたような濃霧が発生します。
大気中の水分が小さな氷の結晶になって浮かんだものなんですって。
星のささやきは是非聞いてみたいんですが、それには相当の寒さ対策と覚悟が必要なようです。