「今日は冷えるなあ」なんて夜には食べたくなりますよね?おでん。
コンビニエンスストアの人気商品でもあります。
そのおかげか、若い人でも、寒い季節は気軽におでんを食べるという人が多い気がします。
さて、おでんの中で、人気の具として必ず挙がるのが、大根。
大根は今が旬です。
「大根頭にごぼう尻(じり)」なんて聞いたことありますか?
大根は頭の方がおいしく、ごぼうはお尻(しり)の方がおいしいという意味。
大根は先の方が辛いので、頭の方が甘く感じられます。
ですから、漬物には辛味の強い先の方を使って、アタマの方は煮物に。
という様に使い分けするのがいいでしょう。
ちなみに、ごぼうは、お尻の方が組織がやわらかいんですよ。
ところで、大根はどんな栄養を含んでいるんでしょう。
アミラーゼとビタミンCをたっぷり含んでいます。
この栄養も味と同じように、場所によって偏りがあるんですね。
例えば中心より皮に近い部分にはビタミンCが多いんです。
皮にはビタミンP、葉にはカロチンやカルシウムが多く含まれています。
大根は皮や葉っぱも食べた方が絶対いいというわけです。
大根役者とか、大根足とかどうもイメージがいまひとつの大根。
でも、旬の今ならお財布にも優しいし、体にだって思いやりがあります。
なんかイイ奴じゃあないですか。