今年の花粉の飛散量は例年の30倍などと伝えられています。
おかげであらゆる花粉症対策商品がよく売れているようです。
スギ花粉症は、1963年に栃木県日光地方で発見されました。
花粉症の中で一大メジャーになってしまっているのがスギ花粉症。
スギの木は樹齢が30年を超える頃から花粉の量が多くなるといわれています。
そして昭和30年代に大量に植林されたスギの樹齢が、今30年を超えてきています。
まったくありがたくないピークです。
やたらと嫌われているスギではありますが、スギにはいろいろな用途がありますから、花粉さえ出さなければ問題ないんです。
で、あるんですよ!花粉を出さないスギ。
1992年に、富山市内の神社の境内で発見されたんです。
雄花の花粉が作られる過程で、花粉を守る細胞壁が突然変異によってできないために花粉が正常に育たないというんです。
試験場では、このスギの苗木765本を育てて花粉の出なかった29本のうち、最もよく成長した良質な1本を選んで品種登録を出願しました。
挿し木で増殖をしていこうということなんですって。
富山県は県内の公園や学校などに、2011年に苗木を供給することを目指しているそうです。
神社でこのスギが見つかったというあたり、神様の助けなのかもしれないなと思うんですよね。
お願い・・・神さま。私のくしゃみを止めてください。