新しいスーツに身を包んだ新社会人が街にあふれています。
初めて遭遇する仕事場での経験について、興奮気味にイキイキと話している新社会人に出会うと、なんだか微笑ましく感じます。
そうそう、新人さんたちは、スーツだけでなくシャツもネクタイも靴もぜーんぶ新品なんですよね。
就職活動中のものよりも少し良いものを揃えたんでしょうかね。
ところで、男性のスーツの上着をよく見てみてください。
左の衿のところにボタンホールがついているのに気付きます。
先輩社員を見てみると、この穴に会社のバッチをつけていますね。なるほど、これは社員章をつけるための穴なのかと思いますが、本来の用途は違います。
この穴にはちゃんと名前があって、フラワーホールといいます。
昔は反対側の衿にボタンがついていて、右と左でボタンを留めると詰襟のようになったんですね。
こうしてちょっとスタイルを変えてスーツを楽しむことができたというんです。
まあ、今こんなことしてると
「あら変わった人ね。首のあたりが寒いのかしら」
なんて囁かれかねないですけどね。
そうそう、これ名前のとおりの使われ方もしたようですよ。
19世紀ごろのイギリスではパーティにでかける時に、このボタンホールに花を挿したんですって。
ハリウッドスターやイギリス王室の人たちをお手本にした「スーツとお花のコーディネートの本」なんていうのもあるんですよ。
男性が胸元に花を飾っているのは、絶対一目置かれます。
ここ一番に、男性の皆さんいかがでしょうか?
え?
オデはいつも女性と駅前で待ち合わせる時、
紅い薔薇を胸に差しているがね。
紳士なら当然の行為だっぺよ。うん。
投稿者 ガ・ちんこ投稿塾々長。 : 2006年04月11日