怪獣が出てくる、戦隊モノのドラマにちょこっとリポーター役で呼んでもらっちゃいました。
私が出るのは怪獣が出現して人々が逃げ惑うシーン。
めったにない経験に興味津々でスタンバイした私。
絶妙に配置された瓦礫や草木が修羅場を演出しています。
そこへ監督がひと声。
「そこに、思いっきりはったい粉頼む」
「ん?」
と思う間もなく、私の目の前にばら撒かれる大量のコナ。
すぐさま大型の送風機が風を巻き起こし、即席砂嵐です。
まあ、すばらしい特殊効果でございます。
目も開けていられない状況のままシーンは終了。
で、カットの声がかかった後の監督とスタッフのやりとり。
「土井さんさあ、目開けてられないかなぁ?」
「でも、臨場感あったよなあ」
「じゃ、いっか」
「OKでーす」
・・・みなさんも撮影現場で、「はったい粉」と聞いたら覚悟を決めてください。
全身きな粉まみれの人間信玄餅になれます。
ところで、「はったい粉」ってなんだぁ?