私がしゃべりの仕事をスタートさせたころのことです。
出会った人にラジオの番組を担当していることを告げると、きまってこんなことを言われました。
「ふーん。ラジオか。テレビの番組にもそのうち出られるようになるといいね。」
私は本当にびっくりしました。
ラジオよりもテレビの方が格上みたいなニュアンスが含まれているのを感じました。
まったく悪気なく発せられた一言だったと思います。
でも、しゃべり手としてはラジオの奥深さを否定されたような気分になったのを記憶しています。
ラジオの番組には台本がありません。
手元にあるのは、何時何分にCMに入るとか、かかる曲名とか決まりもののコーナー名がかかれた進行表だけです。
放送作家がついている番組ではちょっとだけ事情が違います。
作家さんがフリートークのネタ探しをしてくれたり、生放送中にパーソナリティの横について投稿に対するリアクションなどをメモ書きで次々に示してくれたりもします。
でも、それはいわゆるタレントさんがパーソナリティを務める場合が多いようです。
通常は、おしゃべりの内容は自分で調べたり取材したり考えたことを話します。
もちろん準備にはそれだけの手間も時間もかかります。
その上生放送では、言葉尻や声のトーン、投稿に対する反応で、パーソナリティの性格どころか本性が簡単に露呈します。
その日の体調だってリスナーの方にすぐ分かってしまうんです。
だからこそ、やりがいがあるし、おもしろいし、そして怖い。
この仕事を始めた当時の私はそれを痛感していたんですね。
そのころの私にとって、ラジオを聞いている人と心を通わせられるようになるのが目標であり夢でもあったんです。
これは今でも変わらぬ目標です。
まあ、今思えば
「テレビにも出られるようになるといいね」
と言った人たちは
「もっともっと頑張って活躍の場を広げてね」
という意味で言ってくれたのかもしれませんね。
ラジオの仕事をするという夢がやっとかなった私の入れ込みぶりを懐かしく思い出します。
ラジオについてはまだまだ話したいことがありますので、次回に続く、ということで。
Q壱朗様
こんちはっ。
そうそう、リスナーとの繋がりはとても強い!いまだにこうしてマイモニのリスナーの皆さんがサイトを訪ねてくれてるし。
あラジオって確かに笑顔でごまかすことはできないねー。
でも、見えないのに楽しいときは笑い顔で話しているんですよ。
悲しいときは悲しい顔で。
911の時はいつもの「MY朝!MYペースモーニング」の中で急遽、特番をやりましたね。
あのときは「第3次世界大戦になっちゃったらどうしよう。」と
本気で心配しながら放送していました。
アフガン侵攻の特番のときは「何でこうなっちゃうんだろう」と無力感がいっぱいだったなあ。
ほんとラジオでいっぱい遊びたいと思います。うん。
投稿者 土井里美 : 2005年05月28日
おっと!!
ラジオと聞いて黙ってはいられないなぁ。
たしかに、視聴率や聴衆率を見ると
テレビの1/10だよね。
でもね、
数字だけで格付けをするのはどうかと思うね。
赤坂の局は、テレビもラジオも一緒に運営してるでしょ。
テレビのアナウンサーが、ラジオにも出る。
あの局を見ると、テレビとラジオの垣根の高さはあんまり感じられない。
ラジオに対してものすごく熱いのが伊集院光氏。
彼のラジオに対する姿勢、とても好感が持てますな。
あれだけ一生懸命やってくれると、聞いてる側も一生懸命に聞こう、いや、聴こう って気になるもの。
逆にテレビよりラジオの方が数字にはシビアかも知れませんな。
いいねぇ。
土(点)井ちん の 『ラジオをなめんなよー!』 の言葉。
強いてオデからも言わせてもらうならば、
『おいっ!元お台場のラジオ局っ! ラジオリスナーをなめんなよ!!』
投稿者 ガ・ちんこ投稿塾々長。 : 2005年05月30日
ラジオはいいなあ、と最近思うようになりました。
ラジオは顔が見えない分、ごまかしがきかないと思うし、音や声だけで伝えるとなると大変よね。
私は単なる”いちリスナー”ですけど、テレビタレントさんよりラジオタレントさんの「好き嫌い」がものすごくはっきりしてます。
片田舎では里美さんの生ラジオはなかなか聞けないけど、これからもHP中心にチェックしていくからね~~。
がんばってね~~。 (~o~)/
投稿者 めぐ・らいおん : 2005年05月30日
塾長っ。
こんちは。塾長はほんっと熱いラジオリスナーですよね。
そうそう、ラジオは一生懸命やるとリスナーの方に伝わるんですよね。だからラジオって楽しいですよ。
それにさあ、テレビやりながら仕事すると怒られるけど、ラジオやりながらだと怒られないもんね。
それもいいところ。仕事だってはかどるでしょ。
ずっとずっと熱いリスナーでいてください!
めぐらいおんさん
そうそう、テレビよりもラジオの方が身近に感じるよね。身近なだけに好き嫌いがはっきりするのかも。
あ、そうそうこの4月から富山のKNBで日曜早朝に私の番組「ビューティフルモーニング」が始まったらしいよ。短い時間だけど。聞きにくい時間かもしれませんが、早起きした朝は聞いてみてください。感想も待っています!
投稿者 土井里美 : 2005年05月30日
私の愛車(11年目)にはカセットしかありません。今時仕えないダメなやつであります。でもラジオを聞けるから退屈しません。
むしろCDなんかだとぐるぐると同じ曲を聞かされてアクビがでちゃいます。
ラジオって結構勉強になりますよね。いろんな世代の人が番組やっているし。時代に流されていない番組も結構あるきがするし。
大人のひと(50代以上)がやっている番組って新鮮な発見があったりして聞いちゃいます。
これからもよい人達や番組に出会えると素敵ですね。
ご活躍楽しみにしていますよ。
投稿者 ぼく1歳10ヶ月 : 2005年06月01日
ぼく1歳10ヶ月さん
そうですか。ラジオ派ですね。車の中だと交通情報やニュース天気予報も聞けるし便利ですよね。
それに例え寒い日でも、「このパーソナリティも寒いんだな」と感じれば、そのつらさもやり過ごせる気がします。
ほんといい出会いしたいですね。
投稿者 土井里美 : 2005年06月03日
寒いパーソナリティーはどうなの?
いろんな意味で・・・(笑)
ラジオのパーソナリティーとリスナーって時々パートナーっぽいなって思う。
まぁ1対多数なんだけども、それでもどちらが欠けても成立しないの。
塾長が言うとおり、話し手が一生懸命なら心意気は伝わるよ。
リスナーもそれに応えたいと思ってる。
電話、手紙、FAXやメールの数に表れるでしょ。
仕事の途中でも投稿するもんね。
投稿者 土井Q壱朗 : 2005年06月04日
私は、ラジオをほとんどCD以外で音楽を聴くためだけに聴いていました。ラジオだと自分の知らない曲なども流れるのが楽しいから。
しかも、車を手放してからは、ほとんど聴いてませんでした。電車の地下化の影響で、受信状況が悪く、電車でラジオを聴ける時間がかなり短くなってしまったというのもあります。
電車でラジオを聴くときは、本を読みながら多かったです。ラジオで話を聴くという発想がほとんど無かったのだと思います。
里美さんの投稿を見て、目から鱗でした。ふと考えてみると、音楽を聴くだけでなく、いつの間にかトークに聴き入っている事があったことを思い出したし、CMにしても、声だけでよくこれだけ伝えられるなぁって関心することも多かったような。
「キュー!#001」を聴いたときも、流石プロの喋りは面白いなぁって聴き入っていましたよ!
TVとラジオを比較したときに、単純に技術的にTVの方が高度だと考えていたせいか、私も無意識にTVの方が良い物だというイメージを持っていました。
別になめていたわけではないのに。
けど言われてみれば、確かにラジオにはラジオの良さがある。目に見えないからこそ見えてくるイメージがある。声には、会話でも歌でも、人の感情にまで飛び込んでくるような凄い力がある。改めて考えてみて、ラジオの面白さを再発見しましたよ~。
最近、CDだけだと飽きるのでラジオ付きの携帯電話が欲しいなぁって思っていたところで、先日は、たまたま友人からちょっとお洒落な卓上ラジオをもらったりして、ラジオに触れる機会が増えつつあるところでした。
こちらの投稿を見て、今後は、ラジオの聴き方が変わりそうです!
投稿者 TAKA : 2005年06月05日
土井Qさま
そうそう、リスナーの皆さんがいないと生放送感がでないんだよね。みんなが番組の構成員なんだよ(任侠のようだ)。心意気はいつも感じています。
TAKAさん
ラジオのこと気に入ってくれてありがとうございます。
それにCUE!も聴いてくださったんですね。嬉しいです。
まあ、「なめんなよー」はちょっとおおげさではありましたが、でも当時はそれぐらいに「ラジオってすごいんだからね!」と入れ込んでいたんです。といっても今でもラジオの力の大きさを日々確認しているようなものです。
そうそう、「見えないからこそ見えてくるイメージ」ということでおもしろいのが、食べ物のリポート。パーソナリティが食べて、感想を話すとすんごーく美味しそうに聞こえたりするんですよね。で、リスナーの皆さんがそれに誘われて、そのお店を訪ねたりするわけです。においも映像も伝わっていないのに音声だけで人を動かせるって考えてみたらすごいですよね。
あ、それから声を手がかりに私の顔を想像してくれる人がよくいます。実際に会ったときに「あら、思ったより若いのね」とか「あら、思ったよりかわいいね」などとおっしゃってくれるのには、大変複雑な思いがいたします。うっ。
これからもどうかラジオをよろしく!
投稿者 土井里美 : 2005年06月08日
言葉だけですべてを表現することの難しさ、伝わったときの喜びはしゃべり手としての喜びでしょ?
ラジオはテレビよりリスナーとの繋がりは強いよね。
リスナーもその辺のところは良く分かってるとおもいます。
笑い顔でごまかす事出来ないもんね。
土井ちんにはもっとラジオで遊んでもらいたい。
そう切に願っています。
その日の心の動きがわかるラジオがあってもいいでしょう。人間だもの。
あの日、911が起きた時、土井ちんこのまま笑わないんじゃないかって心が痛みました。
投稿者 土井Q壱朗 : 2005年05月27日