声は大事!ブログ
ジョンカビラさんとクリスペプラーさんの共通点
わたしは長くラジオで話すことを仕事にしていますが、こうなるよりずーっと前から熱烈なラジオリスナーです。
いまでも様々な局の番組をぐるぐる聴いています。
やっぱり、ラジオっていいよねー。
誰もが知るジョンカビラさんとクリスペプラーさんについて、きょうは少しお話しますね。
おふたりはバイリンガルDJのトップランナーだと思います。
英語でかっこよく曲紹介をしたり、海外の人にインタビューしたり。
くぅ。真似できない。かっこいいなぁ。そのうえ、おふたりとも、とてつもないイケメン声ですよね。
でもおふたりの真にすごいところはそこじゃないと思うのですね。
(あ、もちろんバイリンガルってすごいですよ。お人柄も)
おふたりがラジオにとどまらず幅広く活躍されている理由は、私が思うに「日本語の発音の美しさ」だと思うのです。
日本語を話すときに、決して音飛びしない。
音を同じ圧力できっちり前に出す。
これができているから、聴いていて疲れないのです。
英語では、子音のみ発音することが多々ありますね。
そのせいか、バイリンガルの人の日本語は母音が飛ぶことがしばしばあります。
ご存じのとおり、日本語は「母音」or「子音+母音」のどちらかですので、母音が欠落すると厳密には成立しませんし、極端に音が短いと聞き取れません。
その場合は、聞き手が音を補完して聞くことになるのですが、これが疲れる。
疲れると、いくら人間性が素敵でも聴くのがおっくうになってくるものだと思います。
これ、実はモノリンガルの日本人でもあることです。
母音が欠落したり、極端に音が短くなったり、子音がスキップする人がいます。
こういう人は「滑舌が悪い人」と、陰で(こわいわね・・・)評価されていたりします。
周囲の人が補完して聞いてくれて、挙句疲れ果てているかもしれないです。
ちょっと心当たりのある方は、いますぐスマホを起動して「ボイスレコーダー」のRecボタンを押してください。
仕事中のデスクの上にしばらく置いて、おうちに帰って聞いてみればご自分の評価がわかります。
それで、もしもなんとかする必要があると思ったら、相談してみてくださいね(宣伝している)。
ジョンカビラさんとクリスペプラーさんの番組聞いてみてください。
安定感のある聴きやすい日本語発音、わかってもらえると思います。