声は大事!ブログ

声で気持ちよくなる①

先日「日本思い出の唄」というコンサートに行ってきました。
ラジオ日本で昨年末OAした「エルドラードな暮らし」でご一緒した杉本龍之先生主催です。
「早春賦」や「われは海の子」など懐かしく美しい曲ばかり。
クラシックも歌う歌手の皆さんが、美しい日本の歌を聴かせてくれました。
よく響く心地よい歌声というのは、聴く人を体から気持ちよくしますね。

ある寝付けない夜のこと。
なんとはなしに声のことを考えていて(マニアか、私)、あることに気づきました。
声は声帯を震わせて空気を振動させて、発せられます。
それが、人の耳に入って鼓膜を震わせて、声と認識されます。
考えてみてくださいよ。これってすごいことですよね。
自分の発したものが、人の体(耳)に入り込み鼓膜という器官を勝手に振るわせちゃうということですよ。
「わー、すごーい!」
とひとり夜中に思いました。
自分の器官を直接動かされていると考えると、美しい歌声が直接心に体に作用するのも納得がいく気がします。
それに自分の器官を動かされるからこそ、心地よい言葉は気持ちが良く鋭い言葉には傷つくんだなって思いました。

コンサートでは、そんなことを思いながら会場全員での「ふるさと」の大合唱を楽しみました。

20170424