声は大事!ブログ

日本抗加齢医学会総会で興味を惹かれたことのひとつ

今月はじめに日本抗加齢医学会総会が、東京国際フォーラムで行われました。
わたしは医療者ではありませんが、声のアンチエイジングを研究しているので正会員として登録させてもらっています。
正直、門外漢の私には難解でわからないことも多いのですが、たくさんの「点」をもらえるので分野を問わずなるべく多くのセミナーを聞くようにしています。
この「点」がしばらくすると私の中で「線」につながって、声のアンチエイジングのための新しいワークを思いつくこともあるのです。

ところで、鶴見大学の斎藤先生が発表の前段でご紹介されていたミネソタ大学の有名な研究がおもしろかったので簡単にまとめてみます。
修道院で同じ生活を送っていた尼僧を対象にした研究です。
修道院ですから皆さん同じものを食べて同じスケジュールで暮らしていました。
80歳まで生きた人について生存率を調べたところ、あるグループは90%、別のグループは35%でした。(数字は私の殴り書きメモですので、間違えていたら教えてください)
ふたつのグループの違いは日記に使われていた言葉。
日記の中にポジティブな言葉が多かったグループは、80歳時点で90%の人が生き残った。
ネガティブな言葉を多く使っていたグループでは、生き残ったのは35%だった。日記には日々の想いが残りますから、どんな心の姿勢で生きていたかがわかります。

よく言う「病は気から」と言うのは、科学的に証明できるんだなって思いました。
そういえば、愚痴っぽい人は病がちだというのは思い当るところありませんか。
心と体は別ではない。完全につながっているのだなーと、考えさせられました。

わたしは専門学校の授業で、
「自分の機嫌を良くしておこう」
と話しています。
他人のことは変えられないけれど、自分のことは変えられますもんね。
機嫌の良い自分に頭を切り替える。そのうちほんとに心持がかわっていきます。
わたしの場合は、インタビューや収録など仕事の前に「笑顔を作る」ことにしています。
先に笑うと心が引っ張られて本当に機嫌よくなれるのです。
もちろん、なにか大きな出来事があって落ち込んだり悲しんだりというのは自然な心の動きですから、しっかりその感情にひたることも大切なんじゃないでしょうか。
そうでないとムリが出ますから。
でも普段の出来事はポジティブに変換できるアルゴリズムを、自分の中で持てるといいなって思っています。

※写真はベランダ栽培のイチゴ。こんなになってくれて自然に笑顔が浮かびました♪

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